全国で個人の飲食店を専門に支援させて頂いております

株式会社フードコネクションの石田と申します。

afterコロナ、withコロナでのユーザー動向がanalyticsデータから見えてきましたので、「コロナ禍における飲食店の戦略」について、お伝えさせていただきます。

弊社は全国各地、3,500店以上のWEB管理・お客様サポートさせていただいております。

都心部はもちろん郊外にある飲食店、グランピング施設や旅館など、業態・業種のデータを分析しました。

その中で、このblogでは下記内容をお伝えします。

  • ・売上はもう戻らない
  • ・現時点で飲食店が行うべき対策
  • ・テイクアウト・デリバリー・宅配・通販を成功させる重要なポイント

それではよろしくお願いします。

 

■売上はもう戻らない

多くの大手飲食企業の経営者や、飲食店コンサルタントが話すのと同様に弊社も、ごく一部を除いて一般的な飲食店の売上が100%戻ることは難しいと考えております。

理由は

  • ・席数を5~7割での営業を行わなければならない可能性があること
  • ・複数人での集まりが激減する可能性が高いこと
  • ・感染第二派の風評被害により、外食離れが進む可能性があること
  • ・テレワークが加速化、都心部から客離れが進むこと(弊社も50%がテレワークになりました)

メディアの中で春水堂(チュンスイタン)様も「北九州の第二派が発生した途端、博多店の売上が落ちた」と、一般消費者の危機意識の現れを述べていらっしゃいました。

上記のことから、一部の飲食店を除き、来店型の売上構築では利益確保が難しい可能性が高いと言えるでしょう。

今後、ニューノーマルがより生活に浸透していく中で、「ビジネスチャンス」と捉え新たな業態ができると思います。

既存の業態(利益構造)は、少なからず変化しなければいけない状況になったと、言えるのではないでしょうか。

 

■現時点での飲食店が行うべき対策

  • ・売上を維持したいなら⇒テイクアウトや通販(身近な人や常連様への通販)
  • ・利益を上げたいなら⇒デリバリー・宅配
  • ・強いお店の基礎作り⇒顧客の囲い込み

テイクアウト・デリバリーをやれば売上がすぐ伸びる、ということではありませんが、多くの飲食店が参入に二の足を踏む「宅配事業」は競合が少なく利益を確保しやすい、と言えるでしょう。

またコロナ禍において、クラウドファンディングやサブスク商材で売上を確保する店舗が多くありました。

成功した店舗に共通することはお店の常連・ファンがいること。

クーポンをばらまいて一見を集客する戦略から、お店の常連・ファンづくりを行う集客が安定して経営、売上を確保しやすい、と言えるでしょう。

 

■テイクアウト・デリバリー・宅配・通販を成功させる重要なポイント

最近、SNSやメディアを中心に聞かれるのが、「他人が作った美味しい料理を食べたい」「自炊が増えて大変、ゆっくり美味しい食事がしたい」という主婦の声です。

このニーズに対応できるのが、テイクアウトやデリバリー、通販です。

長きに渡る自粛生活で主婦の皆さまは、自分の料理ではなく、プロが作った美味しい料理を欲しています。

ですので、自宅では作りたくても作れない商品が、テイクアウト・デリバリー、通販で求められるのは必然です。

また、フレンチ、イタリアン、割烹など高級業態などは盛り付けも含めての価値なので、盛り付けの仕方をレクチャーすると購買に繋がりやすいでしょう。

事実、弊社顧客の焼き鳥屋さんで弊社ホームページにテイクアウトへの誘導を行ったところ、4月5月のホームページの流入数(セッション)が、昨年同月に比べて上昇したというデータになりました。

  • 焼き鳥店A店(住宅街):4月5月の流入数(セッション)が69%上昇
  • 焼き鳥店B店(繁華街):4月5月の流入数(セッション)が27%上昇

外食自粛によりセッション数が低下してる店舗が多い中で平常時の来店より、コロナ禍のテイクアウト需要が高い、というデータになりました。

 

■テイクアウトとデリバリーでの需要が高い業態

上記の理由から、「自宅で作りたくても作れない商品」を持っている業態・業種は、テイクアウトとデリバリーの需要が非常に高いと考えております。

※例えば以下の業態・業種です。

  • ・焼き肉・ジンギスカン
  • ・寿司
  • ・高級フレンチ・イタリアン
  • ・ビストロ・ピザ
  • ・ラーメン
  • ・とんかつ・から揚げ・天ぷら・串揚げ
  • ・焼き鳥
  • ・ハンバーガー
  • ・希少な日本酒が手に入る店
  • ・自家製パンを提供できる店
  • ・激辛商品がある店
  • ・パクチー専門店などの特化店舗
  • ・刺身などの鮮魚を扱う店

自宅にいればいるほど、非日常の体験が重要な要素になります。「自宅では再現できないもの」に需要が集まるというわけです。

 

■高単価のテイクアウト・デリバリーの需要が高まっている

「自宅ではできないプロクオリティが重要」だからこそ、単価を下げる=付加価値を下げることに繋がる

弊社顧客の高級鮨店では、昨年よりも圧倒的に「高級+宅配」というキーワードでの流入が増えています。

外食で使わなくなった分をテイクアウト・デリバリーに使っていることが推測できます。

また単価を上げることでコンビニやスーパーといった中食と競合しない、ということも言えると思います。

 

以上のように、弊社顧客様の情報やメディアで取り上げられている情報を分析すると、「飲食店」=「料理を提供する」という固定概念を改め、食卓を含む消費者のもとに「付加価値のある食(未調理も含む)やエンターテイメントを届けるか」ということにシフトする必要があります。

弊社の顧客様の中でも、新たな取組を行った店舗様と新たな取組を行わなかった店舗様では、大きな閲覧数の差が出ました。

やはり変化に強い店が生き残ると言われている通り、チャレンジを行う店舗様が先行者利益を獲得し、新たなお客様を獲得していくことになるでしょう。

 

■ご相談はお気軽に

弊社では、全国10拠点のエリアに特化した担当を配置しております。

WEBやSNSを活用したテイクアウト、デリバリーや通販の強化の仕方などお気軽にご相談ください。

また、顧客のデータや市場の動向を分析し、皆さまに最新の分析情報を発信してまいります。

メールマガジンでもお伝えしてまいりますので、ご登録をお願いいたします。

 

■コロナ禍におけるテイクアウト対策法

新型コロナウイルスにより売上等に影響が出ており、対策方法として「テイクアウト」に取り組まれていらっしゃる・取り組むかどうか悩んでいるという飲食店の方も多いかと思います。

弊社では、ブログ記事・YouTube動画にて対策法の紹介をさせていただいております。

記事では

◆テイクアウト需要の動向
◆テイクアウトで狙える効果
◆販促戦略

について紹介しておりますので、よろしければお役立てください。

ブログでご覧になりたい方はこちら:「Withコロナ・Afterコロナを勝ち抜くテイクアウト対策法」
動画でご覧になりたい方はことら:「YouTube無料動画:個人店のミカタLAB」

 


フードコネクションから情報をお届けします。

弊社では、顧客のデータや市場の動向を分析し、皆さまに最新の分析情報を発信してまいります。

メールマガジンでもお伝えしてまいりますので、ご登録をお願いいたします。

 

セミナー開催情報

6月15日(月)15:30より広告戦略についてのセミナーを開催致します。すでに申し込み多数のため席数が少なくなっております。

ご参加の申込みはお早めにお願い致します。

 

予約システムをリリースしました。

これからAfterコロナ、Withコロナ時代に突入します。

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