出前館の飲食店出店ガイド|店舗登録の費用・手数料からメリット・デメリットまで徹底解説

こんにちは、株式会社フードコネクションアライアンス課の田村です。

弊社はUber Eats(ウーバーイーツ)に飲食店様が出店・加盟、店舗登録するサポートを行う、最高評価Goldランクを獲得した正規代理店です。

Uber Eats(ウーバーイーツ)のご紹介で飲食店様にお伺いした際に必ず質問されることは、

  • 「出前館/WOLT/MENUなどの他のデリバリープラットフォームって実際どう?!」
  • 「登録はどうやってするの?!」

の2点がほとんどです。

そこでこの記事では、デリバリー業界のプロの視点から、「出前館」への出店を徹底解説します。

出店方法や費用はもちろん、多くのサイトでは語られていないメリット・デメリット、手数料で損をしないための注意点、実際の入金サイクルまで、出店を検討する上で本当に知りたい情報を網羅しました。

この記事を最後まで読めば、お店が出前館に出店すべきか、その判断に必要な情報がすべて手に入ります。

 

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それでは早速本編に進みます。

 

出前館とは?

出前館は、Uber Eatsと並ぶ日本最大級のフードデリバリーサービスです。

1997年に設立された国内発の老舗サービスであり、フードデリバリーが一般的になる以前から長年にわたり多くのユーザーに利用されてきました。

そのため、他のサービスに比べてファミリー層や比較的年齢層の高いユーザーが多く、一人あたりの注文単価が高い傾向にあるのが大きな特徴です。

 

出前館に飲食店・店舗が登録するメリット

出前館に登録するメリットは3つあります。

 

デリバリーのヘビーユーザーが多い

2020年のコロナ禍を機にデリバリーサービスが一気に定着したこともあり、デリバリーは新しいサービスのように感じますが、実は出前館の歴史は古く設立は1997年です。

出前館は20年近く前からサービスを提供している古参のデリバリープラットフォーム。

弊社管理部のK氏もそうですが、コロナ禍より前にデリバリーを利用していたユーザーは「使い慣れてる」という理由で出前館を今でも使用しているそうです。

 

配達員の質が高いという評判

飲食店オーナーに聞くと「出前館の配達員は質が高い」という声を耳にはしますが、実際のところ配達員をしている友人に聞くと「稼げそうなプラットフォーム全てで配達員登録している」ということなので、違いはないのかもしれません。

実際弊社が運営する直営店ではUber eats、出前館、WOLTの登録をしていましたが、配達員の質の違いを感じたことはありませんでした。

コロナ禍で一気に配達員が増えた時期はトラブルがあったのかもしれませんが、現在はデリバリープラットフォームの審査/基準が厳しくなり、配達員の質はどこも高くなったと思います。

 

安定した売上を見込める

出前館を利用する顧客層は、一人暮らし、家族連れ、カップル、シニア世代など多様で、新しい顧客から認知されるため、新たな顧客を獲得するチャンスがあります。

弊社直営店では、雨天の日やオリンピック、W杯などのイベントなど、店舗集客が難しくなる時にデリバリーの売上が増える傾向にあり、売上の安定に繋がっています。

安定した経営を行う意味でもデリバリーはおすすめです。

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出前館に出店するデメリット・注意点

多くのメリットがある一方で、出店前に知っておきたいデメリットや注意点も存在します。

他のデリバリーサービスと比較して、特に飲食店様からよく声が挙がるポイントを4つご紹介します。

手数料が他のサービスより割高になる場合がある(決済手数料など)

出前館の配達代行手数料は、Uber Eats、menuなど他のサービスと同様に35%+消費税です。しかし、注意したいのが「キャッシュレス決済手数料」の存在です。

ユーザーがクレジットカードなどで支払った場合、配達代行手数料とは別に、最大3.245%の決済手数料が店舗負担となります。

例えばUber Eatsではこの決済手数料は発生しないため、同じ価格で販売した場合、出前館の方が利益は少し少なくなります。
この点を考慮し、販売価格を調整している飲食店も少なくありません。

売上の入金サイクルが月1回〜でキャッシュフローに注意

出前館の売上入金は、基本的に「月末締め、翌5営業日払い」の月1回です。(契約により月2回も選択可能)

Uber Eatsなどが週1回の入金サイクルを採用しているのと比較すると、キャッシュフローの観点ではデメリットと感じるオーナー様もいらっしゃるかもしれません。

特に個人経営のお店などでは、この入金サイクルの違いを事前に把握しておくことが重要です。

 配達員不足でオーダーストップになる可能性がある

ランチやディナーのピークタイム、特に悪天候の日など、注文が集中すると配達員が不足し、一時的に注文受付が停止(オーダーストップ)されることがあります。

これは売上の機会損失に直結するため、大きなデメリットと言えます。

最近では改善傾向にありますが、依然として発生する可能性がある点は念頭に置いておきましょう。

アプリの操作性がやや複雑との声も

日々の運営で利用する店舗管理アプリについて、他のサービスに比べて「少し使い方が難しい」「直感的ではない」という声も聞かれます。

例えば、営業日時の詳細な設定変更などをタブレットのアプリから簡単に行えず、パソコンでの操作が必要になる場面があるなど、慣れるまでは少し戸惑うことがあるかもしれません。

出前館の出店にかかる費用・手数料一覧

費用・手数料一覧

出前館に出店する際、気になるのは費用面です。

飲食店様が出前館に出店するために必要となる費用や手数料などについて紹介します。

登録初期費用は0円!

現在、出前館に出店する際に必要となる初期費用は0円、無料で登録が可能です。

本来は20,000円の登録料がかかりますが、キャンペーンにより無料となっています。

この先、有料になる可能性は「0」ではありません。出店を検討されている場合はお早めの申し込みがおすすめです。

月額利用料も0円

出前館に出店後の月額利用料は必要ありません。
もし売り上げがなくても、月額利用料が発生しないので運用リスクを抑えて始めることができます。

配達代行のサービス手数料(35%+消費税)

出前館の配達員が配達を代行する「シェアリングデリバリー®」を利用する場合、手数料は商品代金(税抜)の35%+消費税です。

2,000円の注文が入った場合、手数料として770円が出前館に支払われます。
2000円×35%+消費税=770円

売り上げの35%+消費税となると高いと感じますが、ほとんどのお店が手数料の35%を商品に上乗せして出店しています。

利用者は割高になることを理解した上でデリバリーを利用しているため、商品に手数料を盛り込めば配達サービス手数料もかからなくなります。

その他のデリバリー業者も35%+消費税の手数料が必要となるため、出前館が特別高額な手数料がかかるわけではありません。

自社配達(セルフデリバリー)のサービス手数料(10%)

出前館の配達手数料が高いと感じた場合は、セルフ配達オプションというサービスの利用がおすすめです。

通常の配達サービス手数料35%+消費税のところ、自社で配達を行えば手数料を10%+消費税に抑えられます。

但し、セルフ配達で申請をすると出前館の配達員に依頼ができなくなりますのでご注意ください。

クレジットカード決済手数料

ユーザーが出前館の注文をクレジットカードで決済した場合のクレジットカード手数料は飲食店様負担となります。

Uber Eatsの場合はプラットフォーム側が負担となっている為、Uber Eatsと同価格で出前館に掲載した場合、実質3%前後ほど粗利が減る形になります。

出前館の掲載価格はクレジットカード手数料を見越して価格に設定することがおすすめです。

タブレット代(レンタルor購入)

出前館を利用する際、自店舗に出前館アプリをインストールした端末でオーダーを受け付けたり、管理・配達状況の確認などを行います。

自前のiPadやタブレットをお持ちの場合は利用できますが、月額2,000円+消費税のLTEモデルをレンタルすることもできます。

長期的に見ると、レンタルするより自前で購入した方がコストを抑えられるケースが多いです。

出前館の出店条件と登録・開店までの流れ

出店条件と登録・開店までの流れ

出前館への出店は、いくつかの条件を満たせば、簡単なステップで完了します。

ここでは、出店に必要な条件と、申し込みから開店までの具体的な流れを解説します。

出前館に飲食店が出店するための4つの条件

①出店エリア内で営業していること

出前館のエリア内で営業していることが必須条件となります。

自店舗が対象エリア内かどうかの確認は、出前館の注文サイトから確認できます。

 

出前館のトップ画面内の「お届け先からお店を探す」から、郵便番号・都道府県・マップのいずれかで自店舗の場所を入力します。

 

出前館の対応エリアであれば画像のように、住所に該当する店舗が掲載されています。

 

出前館の対応エリアでなければ、画像のように住所に該当する店舗が表示されず、「なし」と表示されます。

 

②飲食店営業許可証を保有していること

飲食店営業許可証を保有している事が大前提ですが、営業準備中のため営業許可書が手元にない場合でも事前に登録申請を行えます。

しかし、営業許可証を提出するまでは、オーダー受注はできません。

 

③移動販売でないこと(キッチンカーでも特定の場所ならOK)

不特定の場所へ移動するキッチンカーは登録不可ですが、特定の場所にとどまって営業しているキッチンカーでの出店は可能です。

ただし、キッチンカーでの審査は難しく、通りにくい点はご注意ください。

 

④5品以上の掲載が可能であること

原則では5商品以上の登録が必須ですが、何かしらの事情があってやむを得ない場合については5商品未満でも出店可能です。

申し込みから営業開始までの6ステップ

パソコンでの作業に慣れていれば、手続きは難しくありません。

契約も電子契約で完結するため、お店の空き時間に進めることができます。

  1. 申し込み手続き(WEB登録)
    出前館公式サイトからWEBで申請すると、3営業日以内に連絡がきます。
  2. 必要書類を提出
    営業許可証をスマートフォンで撮影し、画像をメールなどで提出します。
  3. メニュー情報を提出
    出前館からエクセルデータを受け取り、フォーマットに従って販売メニューを登録しメールなどで提出します。
  4. 料理とお店のイメージ写真を提出
    出前館で販売する料理の写真とお店のイメージ写真を撮影し、メールなどで提出します。
    店舗側で撮影した画像を使用しても大丈夫ですが、出前館に写真撮影を依頼することもできます(40,000円+消費税~)。
    店舗側で撮影する場合は、商品写真撮影ガイドをご参照ください。
  5. タブレットを用意
    オーダーを受け付けるためのタブレットが必要ですが、「出前館オーダー管理-加盟店様用」というアプリをインストールして開くことができれば問題ありません。
    ただし、スマートフォンの使用は禁止されています。
    出前館では月額2,000円+消費税でタブレットのレンタルも用意されています。
  6. 営業を開始する
    審査や契約の準備が整ったら、出前館での営業をスタートできます。登録から営業までにかかる日数は平均2~3週間程度です。

 

出前館の売上入金日や解約について

デリバリーを運営する上で重要な、売上の入金サイクルと、万が一の際の解約について解説します。

売上の振込サイクルは?

出前館の売上入金は、基本的に「月末締め、翌5営業日払い」の月1回です。(※契約内容により月2回払いも選択可能です)

Uber Eatsなどが週1回の入金サイクルなのに比べると、キャッシュフローの点で少し期間が空くことになります。

お店の資金繰りに合わせて、このサイクルを念頭に置いておきましょう。

契約期間と解約金について

出前館の契約期間は1年ごとの自動更新ですが、期間内に解約しても違約金や解約金は一切発生しません。

初期費用や月額費用もかからないため、「一度試してみて、合わなければ辞める」という選択が気軽にできるのも、出前館の大きなメリットです。

解約手続きは、店舗管理サイトから簡単に行うことができます。

 

Uber Eats(ウーバーイーツ)と出前館どっちが売れるの?!

結論、店舗様により異なりますが、個人店のミカタLAB、繁盛店動画にご出演いただいた店舗様のお話ではUber Eatsの方が売れていると回答した店舗様の方が多かったです。

もちろん、出前館が売れてるという店舗様もございますので、オペレーション的に問題なければ両方登録しどちらがお店にあうのか考えるのもよいかと思います。

 

まとめ:結局、出前館はどんなお店におすすめ?

この記事では、出前館に出店するメリット・デメリットから、費用や登録の流れまでを詳しく解説しました。

内容をまとめると、出前館は特に以下のようなお店におすすめです。

・ファミリー層など、少し高めの客単価を狙いたいお店
・すでに地域で知名度があり、固定ファンがいるお店
・自社で配達スタッフを確保でき、手数料を抑えたいお店(自社配達の場合)
・まずはリスクなくデリバリーを試してみたいお店

Uber Eatsが若者や単身層に強いのに対し、出前館はより幅広い年齢層、特にファミリー層に利用される傾向があります。

そのため、少し高めのセットメニューや、家族で楽しめるメニューがあるお店は、出前館で大きな売上を期待できる可能性があります。

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